記憶の光

始まりも終わりもわからない
もうどれくらい僕は歩いてきたのだろう
出会いと別れを繰り返し
気がつけば心に刻まれた愛しい日々

目も眩む光のなかで 風に誘われて
立ち尽くす僕の心は 時間をこえてさまよう

駆け出したら止まれない
今を生きる早さに心奪われて
振り返れば戻らない
気づく時が来る 行く先を照らす 記憶の光

変わらないものは何もない
若さゆえの愛や夢もかたちを変える
分かち合える人たちがいた
今僕らは何を分かち合えるのだろう

不安と恍惚の明日は 誰にもわからない
浅い眠りと闇のはざまで 名もない記憶をたどる

嘘だったら今はない
失ったものが何か 今ならわかる
夢だったら終わらない
時間に刻んでく 生きる糧となる 記憶の光